■ サトイモ2007.9.16

 山で採れるのは山芋、里でさっと採れるのは里芋。「芋の子を洗う」という表現は、海などで混雑した状況を里芋を洗うときの様子に例えたものです。
 里芋は、古くからある植物で多くの種類があり、日本でも昔から食用として栽培されてきました。
 石川早生(いしかわわせ)は、茹でて塩をつけて食べる衣被(きぬがさ)に適しています。茹でた芋の皮を押すとつるっと出てくる様子が衣被をとった女性の姿に似ていることからこう呼ばれています。衣被とは、昔の女性が頭と顔を隠すため頭からかけていた布のことです。
八頭(やつがしら)は、親芋と小芋が一緒になった種で、小芋が人の頭が八つ合体したように見えるのでこの名前がついています。


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