予防接種Q&A

卵アレルギーの場合はどうすればよいでしょうか
A:麻疹(はしか)について 麻疹のワクチンには、製造過程で卵を利用するのでわずかですが卵の成分が混じっている可能性があります。 そのため、強い卵アレルギーのある人はワクチンによってアレルギー反応を起こす可能性があります。 そのような人には、アレルギーテストを行いながらワクチンを受けることができます。 インフルエンザについて インフルエンザのワクチンには、製造過程で卵を利用するのでわずかですが卵の成分が混じっている可能性があります。 そのため、強い卵アレルギーのある人はワクチンによってアレルギー反応を起こす可能性があります。 そのような人には、アレルギーテストを行いながらワクチンを受けることができます。 当院の受付でお尋ねください
 
ワクチンを受けた後はもんだ方が良いのでしょうか? それとももまない方が良いのでしょうか?
A:もむかもまないかはまだ医師によって考え方が違うようです。 しかし、効果についてはデータからすると差はありません。 もまない派の考え方は、強くもむことによって血管に傷がつき、ワクチンの副作用があらわれやすくなると考えます。 また、ふつうの皮下注射のように、薬を早く体の中にひろげる必要が無いためです。 一方、注射を打った後はもむことが日本人の慣習として強く残っています。 当院ではワクチンを受けた後、「軽く1分くらいもんでください」と指導しています。 これは痛いワクチンを受けて泣いている子どもをあやす効果もあると考えてのことです。 お腹が痛くて泣いている子どもにお腹をさすってあげると、痛みが和らぐことと同じです。
 
ひきつけ(熱性けいれん)を起こしたことがあるお子さんの予防接種の受け方
A:現在は、以前のように、ひきつけを起こしたら、「1年以上予防接種を受ける事ができない」ということはなくなりました
1)初めてひきつけを起こしたお子さんは、てんかん等と区別するために、2〜3ヶ月の間隔をあけてから接種します。
2)ふつうの熱性けいれんの場合は、1ヶ月以上の間隔をあけて接種します。
3) 複合型の熱性けいれんは、最後のけいれん発作から3ヶ月以上の間隔をあけてから接種します。 ポリオ、BCGは 1)、3)の場合も、1ヶ月以上たっていれば接種できます
複合型の熱性けいれんとは、次のようなけいれんを指します
1) 熱性けいれんの前から発達の異常がある場合
2) 生後6ヶ月未満、あるいは5歳以上の初めてのけいれん
3) てんかんのようなけいれんや15分以上のけいれん、また何回も繰り返すけいれん