A型肝炎に関する

Q: 予防する病気は?

A:A型肝炎ウイルス

A型肝炎は、A型肝炎ウイルスが口から入って肝炎がおこる病気で、冬から春にかけて多くみられます。
この病気にかかると発熱や下痢、黄疸、だるさなどの症状が現れ、治るまでに1〜2ヶ月かかります。
海外のA型肝炎が流行している地域へ旅行したり、海外で生活したりする場合には、ワクチンの接種が勧められます。
 

Q: 症状は?

A: 潜伏期間は15〜50日、平均28日です。38度以上の発熱、全身倦怠感、食欲不振、嘔吐、下痢、黄疸などの症状が出ます。
1〜2ヶ月以上の休養が必要になることがあります。
ほとんどの人は完治しますが、まれに、劇症肝炎や、急性腎不全を起こすことがあります。
一般に子供が感染した場合、大人に比べて症状が軽いと言われており、症状が出ないこともあります。
特効薬はありません。安静と食事療法が基本です。
 

Q: ワクチンの種類は?

A: 不活化ワクチン
 

Q: 標準の接種年齢と回数は?

A: 16歳以上・・・・・・2〜4週間の間隔で2回
             24週間後に追加接種として1回
*急いで免疫をつける場合は、2週間間隔で2回接種 (24週間後に3回目を接種することが勧められます)
 

Q: 副反応はある?

A: 熱が出たり体がだるくなったりすることがあります。
  注射のあとが少しはれたり赤くなったりすることがあります。
 

Q: 次に別のワクチンを接種するまでの期間は?

A: 6日間以上
 

Q: 注意事項は?

A: アメリカでは、1歳児に6ヶ月間隔で2回接種します。