風疹(三日ばしか)

解 説

予防する病気と説明 風疹(三日ばしか)… 軽いカゼ症状ではじまり、発熱と発疹、リンパ節のはれがあらわれます。子どもは軽い症状ですみますが、大きくなってかかると、重症になることがあります。とくに妊娠初期の女性がこの病気にかかると、先天性風疹症候群とよばれる赤ちゃんが生まれる可能性が高くなるため、注意が必要です。
ワクチンの種類 生ワクチン
標準の接種年齢と回数 生後12ヵ月〜    1回接種
次の予防接種までの期間 27日間以上
注意事項 あらかじめ成人女性が接種する時は、妊娠していないことを確認してください。
また接種後約2ヶ月間は避妊してください。
副反応 100人中4人以下くらいですが、微熱や発疹、リンパ節のはれがみられることがあります。


予防接種のポイント  

病気について 風疹は、一見軽い風邪のような症状の病気です。しかし一番問題になるのは、先天性風疹症候群という病気で、妊娠中に母親が風疹にかかると、かなりの確率でその子供に生まれつき、難聴・白内障・心臓病を持つ先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれる可能性があります。風疹のワクチンの接種率はしばらくの間悪かったため、今の成人の中には、風疹に対して抗体をもたない人がたくさんいます。ですから妊娠可能な女性は必ず、抗体検査を受けることが重要です。そして、検査が陰性の人は必ずワクチンを接種し、また2ヵ月後にそのワクチンがついたかどうか、もう一度抗体検査をすることが必要です。
また、女性のみならず周囲の人も風疹に対して抗体をつけ、風疹という病気が流行ないようにすることが大切です。
風疹のワクチンを接種した人は、最低2ヶ月は、避妊が必要です。
MRワクチン
M麻しん ・ R風疹
2年前から風疹とはしかが一緒になったMRワクチンが接種され始めています。昨年からMRワクチンの2回法が取り入れられ、来年の春から中学校1年生と高校3年生にも臨時措置として5年間接種を勧めることが決まりました。
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