■ 速報】北海道 605人感染…3日連続東京上回る 死者1000人超える「緊急事態」発令8日目も拡大5/23(日) 15:28配信















新型コロナウイルス
 北海道内で5月23日、新たに新型コロナウイルスの患者11人が死亡し、感染者が605人確認されました。

 5日連続で600人を上回り、535人だった東京都を3日連続で上回りました。

 北海道内での死者発表は48日連続で、計1001人となりました。

 札幌市では401人の感染が確認され、初めて3日連続で400人を上回りました。


 死亡したのは、札幌市発表分10人(60代男女、70代男女、80代男性2人、80代女性2人、90代女性2人)小樽市発表分1人(年齢性別非公表)です。

 感染者は北海道発表分167人、札幌市401人、旭川市23人、函館市5人、小樽市9人です。

 北海道内では21日に過去最多726人が確認され、札幌も426人と過去2番目を更新しています。23日は700人は下回ったものの、5日連続で600人を超え600人を上回るのは6回目となります。緊急事態宣言が発令されて8日目を迎えても、感染が拡大しています。

 札幌市も401人で、3日連続4回目の400人台になりました。

 札幌市では使用病床が実質満床の状態で、北海道全体でも22日での使用病床数が962床と、北海道独自の警戒ステージで最も高い「5」の目安「900床」を超え、第3波のピーク998床に迫る厳しい状況が続いています。

 23日、「変異ウイルスの疑い」は北海道発表分62人、旭川市4人、小樽市6人の計72人確認されています。

 これで「変異ウイルス」は北海道内で「感染」413人、「感染疑い」4677人、計5090人となりました。


 旭川市と小樽市でクラスターが拡大しています。

●児童福祉施設(旭川市):新たに14人
 10歳未満の子どもや職員など計23人の感染が確認されています。

 23日時点で、旭川市の病床使用率は74%となっています。

●介護事業所(小樽市):新たに利用者2人
 職員2人と利用者18人、計20人の感染が確認されています。

●カラオケを伴う飲食店(小樽市):新たに利用者2人
 経営者1人、利用者33人、計34人の感染が確認されています。

 小樽市は利用者のほとんどが重症化リスクの高い70代以上の高齢者で、歌や飲食の場面でマスク着用が徹底されていなかったことや、長時間の利用など対策が不十分だったことがわかったと発表し、改めて対策を呼びかけています。

【5月23日北海道発表分の感染者情報】
 ▼空知地方:11人

 ▼石狩地方:63人

 ▼後志地方:2人

 ▼胆振地方:28人

 ▼日高地方:10人
 
 ▼渡島地方:4人

 ▼檜山地方:2人

 ▼上川地方:4人

 ▼留萌地方:6人

 ▼宗谷地方:2人

 ▼オホーツク地方:9人

 ▼十勝地方:16人

 ▼釧路地方:4人

 ▼根室地方:4人

 ▼札幌市:2人

 北海道では5月16日に「緊急事態宣言」が発令されています。期間は31日までですが、鈴木知事は21日「終了を判断できない」とし、延長の可能性も示しています。

 緊急事態宣言に伴い北海道は、北海道全域へ「外出自粛」や札幌近郊と旭川市など10市町村で酒類やカラオケを提供する店の「休業要請」、1000平方メートルを超える集客施設の「週末の休業要請」などの対策を決め、協力を呼びかけています。

 北海道内の感染者は、計34504人となりました。


UHB 北海道文化放送