■ 吐き気やめまいも… 子どもに増える「IT眼症」とは6/14(木) 13:37配信






MBSニュース









文部科学省によりますと、去年、視力が1.0未満の小・中学生が過去最多となりました。その原因のひとつとして、スマートフォンやゲームなどの利用時間が増えていることがあげられています。最近では、視力の低下だけでなく頭痛や吐き気などの症状を訴える子どももいるといいます。その実態を取材しました。
.






止まらない小中学生の視力低下

大阪市阿倍野区にある大手メガネショップのJINSでは、最近「あるもの」の売り上げが上がってきています。

「こちらが当店ご用意しているキッズとジュニアのフレームのタイプです」(店員)

小中学生以下を対象とした「子ども用のメガネ」。昔と比べてサイズやデザインも豊富になり、最近ではパソコンなどから発せられる「ブルーライト」をカットする子ども用のメガネも増えてきているといいます。

「ブルーライトがよく出ているものとしてスマートフォン、パソコン、液晶テレビのほかにゲーム機からも強く出ていると言われていて、親御さんがストップをかけるため使われる。最近では海外の方のお土産として、キッズ用のものを買われる」(店員)

スマートフォンやタブレットなどが身近になり、子どもが映像に接する機会も増えているようです。

<街頭インタビュー>
Q.お子さんはテレビとか映像とか見るのは好き?
「好きです。(NHKの)いないいないばあっ!とか、おかあさんといっしょとか」(母親)
Q.YouTubeとかタブレットで見せている?
「たまに見せています」
Q.どういうときに?
「電車の中とか、静かにしてほしいときにちょっとだけ」

「YouTube見せたりとかしています。YouTube Kidsとか、アンパンマンの遊べるアプリとか」(母親)
.






内閣府の調査によりますと、小中学生のスマホの利用時間は年々増えています。また文部科学省の調査では、視力が1.0未満の小中学生の数も増加傾向にあります。
.







「IT眼症」とは

こうした状況に警鐘を鳴らす人がいます。兵庫県姫路市の眼科医で、大学の客員教授も務める田淵昭雄医師です。

「iPadとかゲーム機とかスマホ、中学生みんな使ってますよね。それによる被害がないということは絶対ない」(川崎医療福祉大学 田淵昭雄医師)

最近では「視力が落ちる」という症状にとどまらない子どもも増えてきたといい、日本眼科医会はこう呼んで注意を呼びかけています。「IT眼症」です。

「目の調節障害ですよね。それに引き続いて自律神経異常です。自律神経というのは、交感神経と副交感神経。それのアンバランスが出てくる。変なときに興奮したり、寝ないといけないときに眠れないとか。そういうふうな身体的な異常も伴ってくるのが『IT眼症』ですよね」(川崎医療福祉大学 田淵昭雄医師)