■ 不妊化した蚊を大量放虫、感染症対策 米フロリダ州マイアミ2/10(土) 17:32配信







AFP=時事







不妊化した蚊を大量放虫、感染症対策 米フロリダ州マイアミ


米フロリダ州サウスマイアミで、細菌に感染させた蚊を放つ米企業モスキートメートのパトリック・ケリー氏(右)と、マイアミデード郡の蚊駆除対策担当者(左、2018年2月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】米フロリダ州マイアミの保健当局はデング熱などの感染症を媒介する蚊を減らすため細菌で不妊化したネッタイシマカを大量に放つ試みを進めている。8日、報道陣向けの実演説明会が行われた。


 フロリダ州当局は、殺虫剤の空中・地上散布を実施してきたが、住民から健康被害や効果のなさを指摘する声が上がっていたため、州は、保健局が推進するネッタイシマカの不妊化プロジェクトに410万ドル(約4億5000万円)の予算を承認した。

 放虫されるネッタイシマカは遺伝子操作されているわけではなく、同種の蚊の雄だけを不妊化する共生細菌「ボルバキア」に感染させてある。

 開発した米企業モスキートメート(MosquitoMate)の担当者、パトリック・ケリー(Patrick Kelly)氏は、「生物学的な方法で、環境にも非常に優しく、他の昆虫や人体、ペットへの影響はない」と説明。AFPに対して、ネッタイシマカは外来種であるため、根絶されたとしてもフロリダの生態系を乱すことはないと述べた。

 ブラジル・リオデジャネイロでも昨年8月、同じ細菌に感染させたネッタイシマカを大量に放す試みが行われた。【翻訳編集】 AFPBB News