■ 嘯く2009.1.15

うそ‐ぶ・く

[動カ五(四)]《「嘯(うそ)吹く」が原義》

1 とぼけて知らないふりをする。「そんなことがあったかね、と平気な顔で―・く」

2 偉そうに大きなことを言う。豪語する。「絶対に優勝してみせる、と―・く」

3 猛獣などがほえる。鳥などが鳴き声をあげる。「虎―・けば風騒ぐ」

4 口をすぼめて息や声を出す。口笛を吹く。うそむく。

・ 「この蛍をさし寄せて、包みながら―・き給へば」〈宇津保・内侍督〉

5 詩歌を小声で吟じる。うそむく。

・ 「月のあかき夜、大納言の―・き詠(なが)めありき給ふついでに」〈夜の寝覚・二〉

[類語] 言う





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うそ【嘯】

口をすぼめて息を強く出すこと。また、口笛。うそぶき。