■ 鬘2008.2.29

かつら《古くは「かづら」。現代でも能楽関係では「かずら」という》


かずら〔かづら

1 上代、つる草や草木の枝・花などで作った髪飾り。

・ 「菖蒲草(あやめぐさ)花橘(はなたちばな)を玉に貫(ぬ)き―にせむと」〈万・四二三〉

2 髪の毛を補うために添える毛髪。添え髪。かもじ。

・ 「わが御髪(みぐし)の落ちたりけるを取り集めて―にし給へるが」〈源・蓬生〉

3 能狂言で、女性に扮するときなど、仮面とともに使う付け髪。→かつら(鬘)


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