■ もう一つのコレラ 家禽コレラ

食用に飼われる鳥 家禽 の感染症で「家禽コレラ」という恐ろしい病気があります
ニワトリなどがこの病気にかかると今の豚コレラのように感染の拡大を防ぐために大量の鳥たちが処分されます。

フランスのパスツールが最初にワクチンのヒントを得たのもこの家禽コレラがきっかけだったといわれていますj

家禽コレラの細菌を放置している間に、弱毒の細菌が生まれていて、それを健康なヒツジに注射した後、強毒の家禽コレラを注射してもそのヒツジは病気にならなかったのです

天然痘ワクチンを作ったジェンナーの牛の場合と同じ原理です

この後もっとも恐ろしい細菌の一つ、炭疽菌にも応用して世界で初めて炭疽菌ワクチンを作り上げました。

そのあとに狂犬病ワクチンの開発にも成功しています

まさにワクチンの父にふさわしい業績を残しました