■ 遺伝子組み換え技術とワクチン

バイオテクノロジーの発達には目を見張るものがあります
ワクチンの世界も無縁ではありません。むしろこの技術を利用して作られたワクチンが現場で使われています
たとえばB型肝炎ワクチン。このワクチンは、まずB型肝炎ウイルスのDNAからHBs抗原を作る遺伝子を取り出して、これを大腸菌と酵母のプラスミドというDNAから作ったベクター(運び屋)に組み入れ、3つ合成されたプラスミドとして酵母に組み込みます
するとその酵母はHBs抗原をせっせと作り出しますので、この酵母を大量に集めてから粉々にしてHBs抗原のみを回収すればワクチンンの元が出来上がります。
簡単なようですが、実際はとても複雑で高度な技術が必要です。