■ 感染力

ある感染症委の感染力を表すときに「基本再生産数」が使われることがあります


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代表的な感染症のR 0値[1]




麻疹 飛沫核感染 12–18
ジフテリア 唾液 6–7
天然痘 飛沫感染 5–7
ポリオ 経口感染 5–7
風疹 飛沫感染 5–7
流行性耳下腺炎 飛沫感染 4–7
HIV/AIDS 性的接触 2–5
百日咳 飛沫感染 5.5[2]
SARS 飛沫感染 2–5[3]
インフルエンザ
(スペインかぜ) 飛沫感染 2–3[4]
エボラ
(2014 Ebola outbreak) 血液感染 1.5-2.5[5]

基本再生産数(英語:Basic reproduction number、表記R 0:アール ノート)とは、疫病の感染力、人口の増加減少などに使われる数字である[6][7]。この数字は、進化侵入解析、生活史理論などにも使用される。

見方としては、R 0<1なら減少、R 0>1なら増加する。



人口学においてR 0は、1人の女性が生まれてから各歳まで生き延びる確率(生残率)と、年齢ごとの年齢別女児出生率の積を総和した数字である。約2.08倍すると男女込みの平均出生児数または、少子化の資料に頻出する合計特殊出生率(TFR)となる
2007年(平成19年)以降は、合計特殊出生率の増加にもかかわらず、出生数は減少傾向にあり、2016年(平成28年)には100万人を下回り2017年の出生数は94万人であった[8]。これは、出産が可能な女性の総人口が減少していることによるものである。[