■ インフルエンザワクチンに含まれるもの |
今年のインフルエンザワクチンに含まれるものは以下のようです 有効成分(製造株) A型株 A/シンガポール/GP1908/2015(H1N1)pdm09 HA含有量(相当値)は、1株当たり30μg以上 A/シンガポール/INFIMH-16-0019/2016(H3N2) HA含有量(相当値)は、1株当たり30μg以上 B型株 B/プーケット/3073/2013(山形系統) HA含有量(相当値)は、1株当たり30μg以上 B/メリーランド/15/2016(ビクトリア系統) HA含有量(相当値)は、1株当たり30μg 記号の意味は @ A,B,Cの型 A ウイルスが分離された地域 Bウイルス株の番号 C ウイルスが分離された年 D H:hemagglutinin及びN:neuraminidase 安定剤 ホルマリン 0.1μL以下 緩衝剤 リン酸水素ナトリウム水和物 2.51mg リン酸二水素カリウム 0.408mg 塩化ナトリウム 8.3mg以下 分散剤 ポリソルベート80 0.1μL以下 保存剤 チメロサール 0.005mg 緩衝剤(かんしょうざい、buffering agent)とは、他の酸や塩基が溶液にある程度まで加えられても溶液のpHを特定の値に保持されるようにするために、その溶液に加えられる化合物である。言い換えれば、この化合物はpHの急激な変化を抑制する。緩衝剤はある種の弱酸または弱塩基である。通常、水に溶かしてその水溶液を緩衝液とする。緩衝剤によるpH管理は、農業、食品加工、生化学、医療、光学機器を含む産業分野で重要である。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ホルマリン【formalin】 ホルムアルデヒドを水に溶解したもので,日本薬局方によれば含量は35.0〜38.0%であり,重合を避けるためにメチルアルコールを5〜13%加えてある。外国の局方にはメチルアルコールの量は規定されていない。防腐用,消毒殺菌用に使われ,細菌,ウイルス,芽胞,カビなど多くの微生物に作用して生活力を奪う。器具などの消毒用には1%液が用いられるが,作用温度を20℃以上にしないと,効果は急速に低下する。また細菌の産生する毒素と結合してトキソイドとする作用がある。 世界大百科事典 第2版の解説 ワクチンの製造過程で、インフルエンザウイルスを不活化するために使用していますが、最終的にきわめてわずかな量のホルマリンが残ります インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」といって、ウイルスの感染力や毒性をなくして作られます。この毒をなくす過程で、ホルマリン(ホルムアルデヒド)が使われ、精製過程で取り除かれるもののわずかに残ることがあります。日本で使われるインフルエンザワクチンには、全く入っていないか、入っていてもとてもわずかな量です。 参考 小児科医ママの大丈夫!子育て インフルワクチンは効かない? 添加物が心配って本当?https://www.asahi.com/articles/SDI201810071687.html?iref=com_api_osusume 実は私たちの体内には、たんぱく質を合成するためホルムアルデヒドが存在します。また、自然界にもホルムアルデヒドはあって、農作物を通して体内に入ります。例えばリンゴ、ホウレンソウ、豚肉、タラなど、毎日食品として取るほぼすべてのものに含まれますが、リンゴ1個と比べてもワクチン中のホルムアルデヒドはかなり少なく、ほぼ無視していいくらいの量です。 ぶんさんざい【分散剤】 固体の微粒子を液体中へ分散させたり、分散の安定性を得たりするために用いる薬剤。 大辞林 第三版の解説 保存剤 ワクチンを注射に詰めるときにおこる細菌による感染を防ぎます チメロサールに関しては多くの方が検証されていますので参考にしてください http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20121127/p1 |