■ ワクチンの安全性 |
あるきちんと管理されたワクチンがどのくらい安全か、という安全指標はありません。 一方、副反応という本来目的としている効果以外に起こった症状はある報告基準に基づいて数字で表されています つまり安全なワクチンというのは、副反応が少ないワクチンということになります しかし副反応とはワクチンの種類によって、また受ける人によって異なっていますので問題がより複雑になっています また、ワクチンの副反応はワクチンが改良されることによって少なくなることもありますが、同じワクチンでも接種される人の数が多くなれば多くなるほど副反応を起こす人の数も増えますのでその評価も時とともに変わってゆきます 「完全に安全なワクチンはない」ということだけは確かです あえて言えば、ワクチンというのは必ず少数の犠牲者が出ることを前提に多くの人の 命を救うための手段です しかしこれは医療の本質です 医薬品や手術も同じことが言えます 副作用のない薬はなく、完全に成功する手術などありえません 出産でさえも完全な出産もありません ワクチンだけ特別視をすると誤った考え方に陥ります 日本では厚労省がワクチン部会で毎年何回かワクチンの安全性について 会議が行われています https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_284075.html |