■ 抗菌薬とワクチン

ペニシリンに始まる抗生物質の進歩と普及は獰猛な超暗黒帝国ダルクの連中を一時は壊滅できるのではないかと思われました。
しかし敵もさる者、抗生物質という武器に対して彼らも新しい武器を次から次へ開発し始めたのです。
そして今では抗生物質も耐性菌が増えて万能ではなくなってしまいました。
彼らの対抗手段はとても巧妙で、しかも開発スピードが速いのです。



今年から抗菌薬の処方がかなり厳しくなります
その背景はなんといっても薬剤耐性菌の増加が無視できなってきているからです
むやみに抗菌剤を使用すると、薬に強い細菌だけが残り、その細菌の遺伝子がほかの細菌に移動してさらに耐性菌が増えてゆく、という構図にブレーキをかけるでしょう。
一方でワクチンのさらなる普及により、強毒な細菌による感染症が抑え込まれてきている事実が後押ししています

これからはワクチンの時代になると思います