■ 病気にかかったほうがいい?

病気にかかったほうがいい?

ワクチンを打たないでその病気にかかった方がより強く免疫ができて一生続くからワクチンを打たないほうがいい、と言う考え方があります
確かに免疫の強さと言う点では本物の病気にかかった方が免疫は強く残ります
しかしそれには病気という辛い試練を乗り越えていわば淘汰された結果の話です
自然の脅威は否応なく誰にも及びますから全く無防備であれば後は運が決めることになります
自分は運が良いと思っている人は打たなくてもいいかもしません
しかし小さな赤ちゃんには自分は運が良いのか悪いか全く判りませんし自分で決めることもできません
ワクチンを小さい赤ちゃんに打つべきか打たざるべきか、親は子に責任を感じるからこそみんな悩みます
また最近は大人が感染症にかかる割合が増えてきていますので、大人もワクチンを受けるときに迷うことが多くなっています
ワクチンを打つ時にはそのメリット(得すること)とデメリット(損すること)を考えて接種しましょう、とはいうものの、そのメリットとデメリットのバランスがはっきりわからないのがワクチンです。そのために、常に反対派と賛成派がつばぜり合いを起こし、そこにメディアが肩入れして情報が混乱し、その結果ワクチンを接種する人々が右往左往することが多くなります。
これは、すべてのワクチンに共通する問題です。