■ ワクチンの種類

一口にワクチンといっても、標的別に分けると、ウイルス、細菌、細菌毒素
の3つにわけることができます

日本でふつう接種するワクチンを標的別に分けると

@ウイルス 麻疹、風疹、ムンプス、水痘、B型肝炎、ロタウイルス ポリオ

A細菌  BCG(結核)ヒブ、肺炎球菌

B細菌毒素   破傷風 ジフテリア、百日咳  

ここでBの細菌毒素とありますが、このワクチンは病原体が生み出す毒素の影響をなくすのが目的で、感染と発症を抑えることができません
(百日咳ワクチンは発症をかなり抑えることができます)

そのほかにもワクチンはありますが、いずれも感染して病気になった時に治療が難しいか治療できても後遺症が残ったり命をなくす恐れがあるものです
何しろ病原体は無数にいますから、かかっても問題ない病気に対してはワクチンを用意する必要はありません