■ 予防接種と治療

ときどき病気の治療と予防接種が分けて論じられていることがあります。
健康な人にワクチンを接種する行為が現在ある病気を治すために処方される薬や手術などとの治療と別個に見えるからでしょう
しかし高血圧や糖尿病などの病気に処方される薬は、血圧や血糖を治すことによって、将来起こりうる脳の血管の病気や腎臓病などの病気を予防するためのものです
予防接種もワクチンを受けないとかかってしまい一生苦しむことになるかもしれない病気を防ぐためのものですから、特別に治療と区別することはおかしいことと思えます
また薬に副作用があるように、また完全な手術がないように、ワクチンに副反応があることは当然のことです
ワクチンに不安を持つのは病気が見えないために起こる反応です
ですからワクチンが防ごうとしている病気のことをいかに知るかが予防接種を理解するポイントとなります

これが実際難しいのですが。