■ 二度かかりなし2014  1014

昔から麻疹や風疹、おたふくかぜにかかると、もう二度と同じ病気にふつうの人はかからないというのが医学的にも常識でした。
しかし最近はどうもその常識も怪しくなってきています。それはときどきこれらの病気に二度かかったことがある患者さんの報告が増えてきているからです。
これはいわゆるブースター効果が少なくなってきているのも原因の一つと考えられています
たとえば一度麻疹にかかると強い免疫が付きますが、やはり時間とともに免疫の力が低くなってゆきます。昔のように麻疹の流行が時々あると、そのたびに軽く麻疹の感染を受けていることになるためブースター効果が生じ、高い免疫の力が一生続き「二度かかり無し」となりますが、現在のように大きな流行がなくなるとブースター効果がなくなり免疫の力が落ちてきて二度目の麻疹にかかってしまうことになるようです