■ インフルエンザワクチンの不足 | 2017年11月15日 |
インフルエンザワクチンの不足が深刻になってきています 当院でも今までインフルエンザワクチンの希望者は普通通り行っていましたが、さすがにこの両日不足気味になってきまして新しく希望される方をいちどお断りする事態になりました なぜこのような事態になったのでしょうか インフルエンザウィルスは毎年少しずつその形を変えていきます したがってそれに合わせてワクチンも少しずつ変えていかなければなりません 現在使われているインフルエンザワクチンは4種類のインフルエンザウィルスに対応できるようになっていますがそのうちの香港型H3N2のインフルエンザウイルスが昨年と少し形が変わってきています。そのためこれに対応したウィルスを培養してワクチンの株とするために卵を使った培養を試みましたが思うように数が増えなくて断念することになりました。 その結果昨年と同じウィルスの株を使うことを決定し生産に入りましたが始める時期が遅れたため生産する量が足らなくなり不足していると言う状態です この昨年と同じウィルスの株といっても今年流行する予測のウィルスとは大きくかけ離れていませんので効果は期待されています |