■ MMRの功罪2017 9 10

昨年からおたふくかぜが流行しています
これはMMRのワクチンが中止になっているからです
MMRワクチンは1988年4月に始まり1993年に接種が中止されました
MMRは世界中で長年使用され、安全なワクチンと考えられていました。
1988年の6月前橋市の医師会がMMRの副反応である無菌性髄膜炎が無視できないほどの頻度で起こることを発表。しかし厚生省は「10万人から20万人に1人の割合であり、後遺症を残すほどではない」との見解を出し接種を継続させました。ところがその1か月後「MMRのの接種は慎重に」に代わり、12月には「希望者に限り接種する」と通知しました。
そして4年間で約180万人が接種し、1800人が無菌性髄膜炎を発症し、5人が死亡、重度脳障害、難聴の被害が出たことがわかり、5年目に接種が中止になりました
欧米の1000倍の副反応が起こったのは、阪大微生物研究所のおたふくかぜワクチン(占部株)を使用して国産MMRを作成したことが原因のようです。
もともとこの占部株のは副反応が出やすいことが知られていたのにもかかわらずなぜ採用したのか謎ですし、また阪大微生物研究所への調査で違法的な製造を行っていたことも判明しMMRは表舞台から消え、おたふくかぜのワクチンの接種が放置されたままになっています
おたふくかぜの流行が起こってくるのは当然です