■ 食中毒菌の名前の由来 |
サルモネラ(Salmonella) この細菌を1885年に発見したアメリカ合衆国の病理学者D.E.Salmonにちなんで命名されました。 カンピロバクター(Campylobacter) 細菌の形状をギリシア語で表したCampylo(曲がった)bacter(こん棒) 黄色ブドウ球菌 ブドウ球菌(Staphylococcus)は、ラテン語のブドウの房Staphylを意味し、 代表的なブドウ球菌は、ラテン語のaureus(黄金色の)で、わが国では黄色ブドウ球菌と呼ばれています。 腸炎ビブリオ ビブリオ(Vibrio)振動」を意味する「vibration」のラテン語「vibro-」で 特有な運動が見られるます セレウス 特に米をはじめ穀物に多く付着している菌のため、ローマ神話の穀物の神セレス(ceres)から。 O157 鞭毛の抗原を H 抗原、また菌体の抗原をO 抗原と呼びます Oとはドイツ語のohne(なし)という頭文字に由来します。。ちなみに157は157番目に発見されたことを表しています。 ノロウイルス ノロウイルス(Norovirus)は、1968年、アメリカ合衆国オハイオ州ノーウォーク(Norwalk)の小学校において集団発生した胃腸炎の患者から発見されました。このため、土地の名前をとって「ノーウォークウイルス」(Norwalkvirus)と呼ばれました。その後、似たような形のウイルスが相次いで見つかったため、「ノーウォークのようなウイルス」(Norwalk-like virus)と呼ばれるようになりました。でも、「のような」という言い方は、正式な名前としてはおかしいということになり、2002年、世界の専門家が集まった会議で、「ノロウイルス」(Norovirus)という名前がつけられました |