■ 今年の人口統計 | 2017 7 30 |
1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数「合計特殊出生率」は1.44となり、前年から0.01ポイント低下。出生数が97万6979人と初めて100万人を割る一方、死亡数は戦後最多の130万7765人自然減は33万人余り 人口は53年に1億人を割り、65年には8808万人に減少すると推計されている。 合計特殊出生率は、15〜49歳の年齢別出生率を合算したもの。年齢層別では30代前半が最も高く、20代後半と30代後半が続く。前年と比べると34歳以下で減少したが、35歳以上は増加 都道府県別で高いのは沖縄1.95、島根1.75、長崎と宮崎の1.71など。最低は東京の1.24で、北海道1.29、宮城と京都の1.34 出生数は、女性の人口減で前年から2万8698人減った。婚姻は戦後最少の62万523組。晩婚・晩産化の傾向にあり、平均初婚年齢は男性31.1歳、女性29.4歳で、女性の第1子出産は平均30.7歳だった。 一方、死亡数は1万7321人増えた。05年に戦後初めて死亡数が出生数を上回り、07年以降は10年連続で自然減の幅が拡大。16年は沖縄を除く46都道府県で死亡数が上回った。死因は、がん29%、心疾患15%、肺炎9%の順に多かった。 |