■ グローバルヘルスとゆめクリ

昨今の関西と関東の麻疹流行騒動もこれ以上の拡大がなく落ち着いた状況になりつつあります
しかしこの教訓を今後に生かさないとまた同じことを繰り返す、いや今まで通り繰り返すでしょう
数年前の風疹騒動もすでに忘れ去られようとしています
いずれも「輸入感染症」がきっかけだったことは今後も必ず起こりうることを示していますが、その対策たるや誠に頼りないものがあります

このような騒ぎがあると、すぐ「ワクチンを打て」と行政を中心に方針が打ち出されますがこれはまさに「付け焼刃」「その場しのぎ」の術です。
ワクチンはあくまで予防が主な目的ですから本来は抗体のない人にワクチンの接種を徹底することが肝心です
20歳を過ぎたら主な感染症の抗体の程度を調べておくことが社会人としては当然の義務になるでしょう。
メタボ検査よりはるかに大切な検査だと考えます
この「すぐワクチンを」という号令がある種のパニックを引き起こし、もっとも大切な小さい子供たちに必要なワクチンが不足するというお粗末な事態を引き起こしています

グローバルヘルスに対する考え方は今後ますます重要な事項になってくるに違いありません
4年後にはオリンピックが開催されます
世界の感染症の撲滅に積極的にかかわることこそ国家防衛のための防疫対策を強化することにつながることになるのです

ゆめクリの活躍する場所は世界となるでしょう、