■ 選ばれしものたち

ペロンビーナスやドリームレンジャーは厳しい訓練と教育を受けて最後まで生き残った「選ばれし」戦士たちです
ヨボーレンジャーたちは彼らのヒヨコと言っていいでしょう
彼らの大いなる母は、骨髄にある造血幹細胞で、生まれたあとタマゴレンジャーはリンパ系幹細胞に変化し、T細胞系とB細胞系に分かれて旅に出ます
とくにT細胞系の連中の先に待っているのは約1%しか生き残れないと言われる過酷な修行です
正の選択と負の選択がそれです

セダに犯された細胞やガン細胞と戦い破壊するには、戦う相手を敵か味方を区別ができ、ないといけません
そのためにタマゴレンジャーたちは胸腺という学校で修行します
まずはじめに自分の細胞を自分の細胞として認識できるか(正の選択)、という教育です
そのために使われるのがMHC(HLA)という細胞表面上にある分子です
この標識を自分のTCR(T細胞受容体)でちゃんと認識できないタマゴレンジャーは脱落します
次に自分がもとから持っている無数の抗原を無視できるか(負の選択)というより厳しい修行です
こうした修行を終えたヒヨコレンジャーのみがたくましいヨボーレンジャーに成長してゆくのです