■ ロータ

胃腸炎を起こすウイルスには20種類以上ありますが、主なものは、ロタウイルス、ノロウイルス、サボウイルス、アデノウイルス、アストロウイルスなどです

ロータはこれらの胃腸炎ウイルス軍団の指揮官です
ロータの凶暴性は、第一にその感染力の強さです
数十から100個のロータで腸の城壁を破壊することができます
第二に環境に強いため、感染者が触った場所に居続けることが出来ますし、嘔吐物や下痢便から空気中に広がりほかの人間に容易に攻撃することができます
第三は胃腸炎症状が激しいことです。そのためとくに小さな子どもは短期間で脱水症状に陥り、世界でも毎年50〜60万人の子どもが命を落としていると言われています
第四はロータは人間の胃腸を破壊するだけではなく、脳炎や痙攣、腸重積など重症な病気を引き起こすことがあります

幸いロータを予防するワクチンが日本ではここ数年で急速に普及してきたため、以前多かった脱水症のこどもたちがおどろくほど減ってきました
この事実もワクチンがいかに超暗黒帝国ダルクに対する強力な武器であるか証明されています