■ 敵を知ろう  ビーカン2

B型肝炎を引き起こす怪物ビーカンは、A型からE型まである肝炎ウイルスの親分です。
A型E型はくちから入る食べ物による感染、B、C、E型は血液や体液を通じて感染します
なかでもビーカンはそのしつこさと悪質さで際立っています
ゲノムもビーカンは二本鎖環状DNAですが他は1本鎖RNAです。

ビーカンに限らずウイルス軍団は人間の細胞内に入り込み、ものすごい増え方をして細胞を破壊し、次の細胞へ移ってゆきます
この襲撃に対して、ヨボーレンジャーたちが駆けつけ、キラーセルビームやマクロファージビームを感染した細胞に照射します
キラービームはキラー細胞を動員させ、ウイルスに感染している細胞を破壊しウイルスが拡散しないようにします。またマクロファジビームはマクロファージャーを動員し、感染した細胞を飲み込んだりウイルスを直接倒してしまいます
このようなダルクにたいするセダの戦いは、免疫システムという自分の体を壊すことによって相手の勢力を衰えさせようとする「肉を切らして骨を切る」そのものです。
したがってビーカンの攻撃に対する免疫システムの働き方により病気の症状が変わってきます