■ 敵を知ろう  ヒーブ

ヒーブ


超暗黒帝国ダルクのヘモフィン軍団の幹部

「ヘモフィン」(ヘモフィルス インフルエンザ菌)たちはふだんから多くの人間たちの鼻やのどに住んでいておとなしくしているが、カゼをひいたり病気になったりして抵抗力が弱まると暴れ出して中耳炎や副鼻腔炎、気管支炎や肺炎などを起こす。
また、血液や髄液の中にも侵入して侵襲性感染症を起こすことがある。
「ヘモフィン」には莢膜を持っているものともたないものがある
莢膜を持っているヘモフィンはとても凶暴だが、とくにb型の属する「ヒーブ」はもっとも恐ろしい敵である




武器

莢膜バリアー
体の表面を莢膜という特殊な膜で覆い、超地球防衛軍セダに見つかりにくく攻撃をかわすようにしている

薬剤耐性システム
ベ−ターラクタマーゼ
ヨボーレンジャーたちの武器の抗生剤によるアンティバイオティックビームを破壊する(抗生物質のベーターラクタム環を壊す)武器
アンティバイオティックビームをいくら改良してもすぐそれに対抗する武器ベ−ターラクタマーゼを作り出し抗生物質を効かなくしてしまう


BLNAR(ブルナール)
ヘモフィンの体をとりまく壁(細胞壁)をつくるときに働く酵素の形PBP3を変えて、ここに抗生剤が結合できないようにして効果をなくしてしまう

最近ではこの両方の能力を持つ「ヘモフィン」も現れている
これらの原因にはダルクDNAのやりとりによって遺伝子組み換えが行われていることが大きい


対策
ワクチン
赤ちゃんのヒーブに対する抗体は生後2ヶ月過ぎるとなくなっていく
それをカバーするためにワクチンを接種してヒーブに対する防御体制を作らなければならない
とくに後遺症を残しやすい侵襲性感染症を防ぐためにワクチンはかならず必要。
ただし現在のヒブワクチンはあくまで「ヒーブ」だけに対抗するワクチンであり、その他のヘモフィンには効果がない


抗生物質アンチバイオティックビーム
もしヘモフィンによる病気が起これば、アンチバイオティックビームで戦わなければならない。
そこで問題なるのがアンチバイオティックビームのききにくいヘモフィンたち
安易にアンチバイオティックビームを連発しているとどんどんアンチバイオティックビームが効かない連中が増えてゆくので慎重にならなければいけない