■ バイオテロ

イスラム国を中心にした世界テロの恐怖が影を落としています。
もっとも恐れられているのは生物兵器と言われるバイオテロです。
細菌やウイルスなどの獰猛な連中は限られた場所でばらまかれても一挙に勢力を拡大してゆくことができます。テロの武器としては持ち運びが簡単で見つかりにくく、値段も安く扱いやすい、ただ欠点はばらまいた自分も巻き込まれう可能性がありますが、これも事前にワクチンで予防できることもできます。もともと死を恐れないあるいは身代わりを利用することもできます。
強毒性のウイルスなどがいかに恐ろしくて制圧しにくいものか、最近のエボラ出血熱の恐怖が物語っています。
今関係者が一番恐れているのは「天然痘」をおこすバリオーラです。
すでにワクチンによって絶滅したと考えられていますが、テロ組織が元のウイルスを手に入れる可能性が噂されています。
バリオーラは人類の歴史上もっとも恐れられたウイルスで、その感染力と致死率の高さで際立った凶暴性を備えています。バリオーラによる人類の被害はもし再登場したら歴史上最大のものとなるでしょう。なぜならば今の人々はバリオーラに対する免疫をまったく持っていないからです。
幸い安全で効果の高いワクチンは開発済みです。このワクチンが無用の長物になることを祈ります