■ 敵を知ろう2  パンデミックの凶暴性

インフルエンザ パンデミックの生まれ方にはいくつか考えられます。


インフルエンザウイルスは多くの種類があって、水鳥、鶏、ブタなどいろいろの動物に感染していますが、種をこえて感染がひろがりにくいこともあり、現在人間に感染するのは主にH!N!、H2N2、H3N2の3種類です。しかしH5N1のように鳥の体内で大きな変異が起こり、人にも感染できるように変身する連中がいますし、最近は鶏の体内で変身したインフルエンジャーも出てきました
また、豚は鳥のインフルエンジャーと人間のインフルエンジャーの両方に感染するので、豚の体内でこの二つの遺伝子が混ざって、いわばハイブリッドインフルエンジャーが誕生する可能性があります。

こうして生まれたインフルエンジャー パンデミックの凶暴性は、今までのインフルエンザと比較にならないほど高くなります。
インフルエンジャーは主に人間の肺を攻撃しますが、従来のインフルエンジャーは細菌であるキューキン(肺炎球菌)の力を借りて肺炎を起こすことが多いのに対して、パンデミックは直接人間の肺をあっという間に壊す力を備えています。