■ ワクチンがなかったら  ジフテリーの巻

ジフテリア菌の幹部ジフテリーの攻撃を受けると、激しい熱や咳を起こし、放出する強力な毒素によって心臓や筋肉にダメージを受けます。
ジフテリアは日本では、1945年に8万6千人の患者がいましたが、ここ数年は一年に一人発生するかしないかの病気になっています
これはワクチンの接種の普及によるものですが、その逆の証明として、1991年〜1995年の旧ソビエト連邦の崩壊の時にワクチンが不足し、その結果ジフテリアが大流行し4000人以上の死者が出た事実があります

人は病気になって初めて健康の大切さを知りますが、感染症の歴史を知識として持つことによって現在の社会がいかにワクチンを必要としているのかが理解出来るでしょう。

このジフテリーは人間だけではなく猫や犬、牛、羊にも感染して病気をおこす人獣共通感染症ですので私たちのそばにいつもいて攻撃の機会を伺っていますからとても危険な悪党です