■ ヒブワクチンと悪者「ヘモフィン」 | 2015 1026 |
ヒブワクチンの効果が実証されてきています 最近のデータではここ一年間でインフルエンザ菌b(ヒブ)による侵襲性感染症、髄膜炎がゼロになったという報告がありました ヒブはごく普通に子どもの鼻や喉にいる細菌です。それらが風邪をひいたときや体力が落ちた時に粘膜の壁を破って体の中に入り、体中に細菌がばらまかれるのです。 もっとも重症になるb型による髄膜炎の脅威は薄れつつありますが、他のタイプのインフルエンザ菌による感染症は依然として問題があります 「ヘモフィン」(インフルエンザ菌)といわれる悪者細菌はかなり手ごわい相手でヨボーレンジャーたちの武器の抗生剤によるアンティバイオティックビームが効かなくなってきています アンティバイオティックビームをいくら改良してもすぐそれに対抗する武器を作ってしまう恐ろしい連中です たとえば、ベータラクマターぜという弾丸でアンティバイオティックビームを破壊してしまったり、自分の体のPBP3という部分を変化させてアンティバイオティックビームが当たっても効かなくしてしまいます。なかにはこの両方の能力を持つ「ヘモフィン」も現れています まだまだ気が抜けません 戦いは今後も続きます |