■ 4価ショック2015 10 5

ことしのインフルエンザワクチンの接種料金を大幅に上げる医療機関が大半だと思います
業界では4価ショックといわれるほど、従来の3価から4価のワクチンに変更されるとともに納入掛価格が5割以上値上がりするからです
これはそのまま医療機関の利益の減少に直結しますから全国の病医院の医者は真っ青になりました。とくに小児科医が対象のこどもたちは定期接種ではありませんし、企業や自治体による支援金もほどんどありません。しかも2回接種しなければ効果が期待できません
。価格の上昇が接種率の低下を招くことは間違いないでしょう。ことしのインフルエンザの流行が心配されます
当院は従来の料金で接種を行いますが、たぶん業界では最低料金での部類に入るでしょう。土曜日や日曜日、それに夜間も接種時間を設けますので、経費を考えると利益は出ません。しかしいつも当院を利用していただいている患者さんには少しでも多く接種していただきたいのでとりあえず料金を据え置きました。
この一年間の料金をめぐる動きを見て来年は考えます
一番不思議なのは原価の値上げ幅がどこの会社もほぼ同じであることでしょう。
競争原理が全く働いていなく談合があるのではないか、と疑われても仕方がないでしょう。調査のメスは入るのでしょうか