■ 肺炎球菌ワクチン、ヘモフィルスbインフルエンザワクチン2015  9 22

肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、ヘモフィルスbインフルエンザワクチン(ヒブワクチン)が定期接種に取り入れられ2年が経ちました
その後のワクチンの効果が国内で確認されてきています
ワクチンが接種されるようになってから、いわゆる侵襲性細菌感染症といわれる敗血症や化膿性髄膜炎にかかる患者さんがあきらかに減ってきています
諸外国で証明されていた成果がやっと日本でも現れてきました
これらはわたしたち小児科医が長年望んでいたことです。
敗血症や化膿性髄膜炎は子どもの病気の中で命を脅かす最も恐ろしいものですが、近年は治療に使う抗生物質に強くなった細菌が増えたことがもっとも問題になっていました。
細菌やウイルスたちはとてもかしこく手ごわい相手です
昔は魔法の弾丸といわれた抗生物質も現在は耐性菌が次から次へ登場してきてその効果が弱くなってきています。一方バイキンたちは一向に衰えを見せないばかりか新しい武器をどんどん作り出し抵抗力を増してきています
ワクチンはこの状況を打開する強力な助っ人なのです
ヨボーレンジャーたち頑張れ!