■ リスクを取らない場合のリスクA麻しんの流行015 3 26

日本は2008年に大人や学生を中心に大きな流行を起こしていました
これは麻しんに対して十分な免疫を持っていない年齢層が着実に増えていることと海外からの新しいタイプの麻しんが輸入されて引き起こされたものです
麻しんは大人になってかかかるととてもつらい病気ですが、それ以上にワクチンを受けることができない一歳以下の赤ちゃんに感染させ、命を危うくさせる可能性が高まることが心配です。

昨年からアメリカやドイツで麻しんが流行して大騒ぎになっています
いわゆる先進国ではワクチンの副反応を恐れるあまり接種率が低くなり流行の下地が出来上がっていたところに起こるべくして起こった事態です
ワクチンを受けた時のリスクを考えると同時にワクチンを受けなかった時のリスクも考えることが必要です
それには過去の感染症の歴史を遡って考えることが一番良いようです

次回からそれを述べていきましょう