■ 人間は、人なみでない部分を持つということは、すばらしいことである
2008.07.02
ー司馬 遼太郎ー
ここでいう「人なみではない」とはすぐれた才能や才覚のことではなく、むしろ
「ひとより明らかに劣るように見える」という意味です。
緒方洪庵を例に出して述べています。
幼少のころの病弱な自分に常に問いかけることがすぐれた医師を生み出した原動力になっていると考えます。
いわゆる劣等感をばねにして飛躍を遂げる人もいれば、文句ばかりを言って埋もれてしまう人もいるわけです。