■ エラーが進化をもたらす2015 11 7

人間が作るシステムにエラーはつきものです。
世の中のあらゆるシステムにエラーが起こる可能性が常にあることが前提でシステムは運用されています。逆にシステムにエラーが起こることを恐れて対策を後回しにすることが最大のエラーと言って良いでしょう
医療もその不確実性の点からみるともっともエラーが起こりうるシステムの中で動いています。なぜならば最大の不活実性をもつ人間そのものを扱うすステムだからです
厄介なことに最近は医療の発達で病気が治るものだという意識が強まっていることです。
長年この世界で生きていると医療ほど科学の仮面をかぶったギャンブルに近い世界はないのではないかと恐ろしくなってきます
知らなければ知らない方が幸せであることがあるのですがこの情報社会の波は否が応でも人びとの心の中に入り込んで大きな変化をもたらしていきます

エラーを恐れていてはさらに大きなエラーを呼び起こしますので常に見張っていることが大切で、エラーはむしろシステムの欠陥を教えてくれる契機にもなりそれを改善することによってシステムがより進化してゆきます
生物の遺伝子レベルでは常にエラーが起こっていて、常に修復作業が行われていますが、大きなエラーが人間を誕生させたのも面白いものです