アレルギー性鼻炎の薬

鼻炎(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)の症状をおさえる薬

飲み薬
いわゆる抗ヒスタミン剤が主な成分です。これらの薬はよく効く薬ほど眠くなる傾向があります。ですから車を運転する方や、危険な仕事をする方は注意しなければなりません。眠くなる方は、就寝前に薬をのみ、他の時には点鼻薬を使われるとよいでしょう。

左から、ゼスラン、セレスタミン

点鼻薬
薬を鼻の中に入れるため、鼻の粘膜に直接薬がはたらきます。 したがって飲み薬のように眠くなることはありません。しかし取り扱いが面倒なことや、人によって効果がかなり違うこと、鼻が痛くなったりすることがあります。

左から、コールタイジン、フルナーゼ、ナシビン

予防薬

鼻炎は一度始まるとなかなかおさまりません。 そのため、あらかじめ予防して、鼻炎が起こりにくくしておくか、鼻炎が起こっても軽くすむようにしておくことが必要です。いずれの薬も鼻炎がひどくなる2週間くらい前から使い始め、鼻炎がある程度おさまるまで毎日つづけます。

飲み薬
手軽に利用できますが、効果にかなり個人差があります。また、眠くなることなどの副作用も時々あります。
左から、アゼブチン、アレナピオン、オノン
点鼻薬
インタールなどの薬が使われます。これは予防薬の中でも効果があり、しかも長く使っても副作用がありません。しかし、1日4〜5回使うことが必要で面倒なことや、人によっては鼻を刺激してくしゃみをひきおこすことがあります。
インタール点鼻薬