下痢止め

 

乳酸菌製剤(整腸剤)

主成分である乳酸菌や酪酸菌は体内で変化して腸液を酸性にし、腸内の有害な細菌類を殺菌したり、活動を抑えたりすることによって下痢を 鎮める薬です。
★エンテロノンR
※注意
・牛乳アレルギー
・ビオフェルミンテトラサイクリン系の抗生剤と併用で ラックビー 抗生剤の効果が低下
★ミヤBM
★ビオララクト

塩酸ロペラミド製剤

中枢神経や自律神経に働きかけ、腸の運動と腸液の分泌を抑えることによって、協力に下痢を止める薬です。
★ロペミン
※副作用  ・腹部膨満感、悪心、腹痛、喉の渇き、頭痛、尿閉
※注意
・細菌性の下痢
・抗生物質による偽膜性大腸炎
・潰瘍性大腸炎、肝障害
・妊婦、授乳中
・眠気、めまい(運転中は避ける)

収れん・防腐剤

腸粘膜の蛋白質と融合して膜をつくり、腸液の過剰な分泌を抑えることによって下痢を止める薬です。
また、これに殺菌・防腐作用を加えた製剤もあります
★次硝酸ビスマス
※副作用 ・便が黒くなる
★タンニン酸アルブミン(タルナルビン)
※副作用 ・肝障害、便秘、食欲不振
※注意   ・牛乳アレルギーの人(カゼインが含まれる)
       ・鉄剤を服用している人(鉄剤と結合して作用が弱まる)

吸着剤

腸粘膜に炎症などをおこす原因となっている刺激物質(毒物・微生物・ガスなど)などを吸着し、腸粘膜を保護することによって下痢を止める薬です。
★天然ケイ酸アルミニウム(アドソルビン)
※副作用  ・軟便、下痢、腹痛、嘔吐、食欲不振