■ 13価肺炎球菌結合型ワクチンの成果と課題2014.10.9


~小児における追加接種の重要性と成人適応の話題を含めて~』

 2013年11月より、19Aなど6つの新しい血清型を含んだ13価のプレベナー13
(PCV13)が、プレべナー(PCV7)に替わって定期接種化され,侵襲性肺炎球
菌感染症(IPD)に対する予防の範囲が広がりました。
 一方で、血清型19AによるIPDが増加している現状から、PCV7で接種を完了
した小児に対しては、PCV13を任意で1回接種する「補助的追加接種」が重要
です。またPCV13の標準接種回数である4回目の「追加免疫」の接種率が60%
前後であることから、免疫をより長く保つために必要な「追加免疫」の重要
性を訴求することが求められています。

 本年10月には水痘ワクチン定期接種化が始まり、1~4歳の小児の来院増加
が予想されます。この機会にプレベナー13を含めたワクチンの接種歴の確認、
“ワクチンチェック”を実施してください。