ワクチン |
主な副反応 |
BCGワクチン |
・腋窩(えきか)リンパ節が腫れることがある。
・まれに骨や全身にBCGによる病変をきたすことがある。 |
ポリオワクチン
(2012年9月以降、
定期接種は生ワクチンから
不活化ワクチン(IPV)に
変更されました) |
【不活化ワクチン(IPV)の場合】 ・生ワクチンでみられた麻痺や排便によるウイルス感染の心配はない。
・ごくまれに、アナフィラキシー様症状や、海外ではADEM(急性散在性脳脊髄炎)の報告がある。
【生ワクチンの場合】 ・接種後、早い時期に下痢を認めることがある。
・接種して2~4週間後に、まれに麻痺が起こることがある。
・ワクチンウイルスが便を介して他人にうつり、まれに麻痺を起こす。 |
ロタウイルスワクチン |
・かつてのワクチンは腸重積症(腸閉塞の一種)が多く起こったため、発売中止になったが、現在のワクチンはそれよりも安全な製剤であることが確認されている。
・腸重積のリスクについては、国内外で市販後調査が継続されている。 |
Hibワクチン |
・局所反応として、赤くなる・腫れる
・しこりになる場合がある。
・まれに発熱することがある。 |
肺炎球菌ワクチン |
・局所反応として、赤くなる・腫れる
・しこりになる場合がある。
・発熱や発疹が起こることがある。 |
麻疹(麻しん)ワクチン |
・接種後5~14日後に発熱や麻疹様の発疹が起こることがある。
・まれに熱性けいれんが起こる。
・ごくまれに脳炎や脳症の報告がある。 |
風疹ワクチン |
・発熱、発疹、リンパ節の腫れ、関節痛などが認められることがある。 |
MRワクチン
(麻疹・風疹混合のワクチン) |
・接種後4~14日の間に、発熱、発疹が認められることがある。
・まれに熱性けいれんが起こる。
・ごくまれにアナフィラキシー様症状、急性血小板減少性紫斑病、脳炎、けいれんなどが生じることがある。 |
おたふくかぜワクチン |
・発熱、耳の下(耳下腺)が腫れることがあるが、おおむね症状は軽く、数日で治る。
・まれに無菌性髄膜炎を起こすことがある。
・ごくまれにアナフィラキシー様症状、急性血小板減少性紫斑病の報告もある。 |
みずぼうそうワクチン |
・まれに発熱、発疹が認められる。 |
DPT三種混合ワクチン
(ジフテリア・破傷風・
百日咳のワクチン) |
・接種部位が赤くなったり、腫れたり、硬くなることがある。
・発熱や不機嫌が認められることがある。
・接種2回目以降のほうが、初回接種よりも接種局所反応が認められる頻度が高い。 |
日本脳炎ワクチン |
・発熱、注射局所に紅斑・腫れ・痒み・発疹などがみられることがある。
・極めてまれにショック症状やアナフィラキシー様症状などが起こるという報告もあるが、
・ワクチンとの関連性は明らかになっていない。 |
インフルエンザワクチン |
・局所反応として、赤くなる・腫れる・痒みなどが起きることがある。
・全身反応として、発熱、悪寒、倦怠感、嘔吐などが出ることもある。
・いずれも2~3日で消失。
・まれに過敏症として発疹、じんましん、紅斑、そう痒などがある。 |
HPVワクチン
(子宮頸がん予防のワクチン) |
・局所反応として、痛み・痒みが起こることがある。
・全身反応として、疲労感や頭痛、吐き気・嘔吐、下痢・腹痛などが起こることがある。
・まれにショック症状やアナフィラキシー様症状、血管浮腫が報告されている。 |