『こどものツボ』  I].気管支ぜんそく

ぜんそく発作が起きた時の家庭での看護

  1. 呼吸が楽な姿勢にする
    横になるより座っているほうが楽に呼吸できます。
    机にもたれるような姿勢にしたり、背中にフトンやクッションを当てて座らせたりします。
    乳幼児はたて抱きにします。
  2. 水分をとる
    タンの切れやすくするために、水分を十分に取ることが大切です。
  3. ゆっくりと腹式呼吸をして、タンをだします
    乳幼児の場合は、背中を小さく続けて何回もたたくとタンが動いてでやすくなります。
    複式呼吸・・・おなかの筋肉を使って呼吸をする方法です。人は呼吸をする時に、胸とおねかの筋肉を使っていますが、ぜんそく発作が起こると胸の筋肉が使えなくなるため、呼吸がより苦しくなります。この時に腹式呼吸がうまくできると発作も楽になります。
  4. 安静にする
    動き回って酸素を余分に消費すると、呼吸がより苦しくなります。
  5. 発作が続くようであれば、医師の指示を受けた薬を使います。
発作が起きても、以上の処置をすると、多くの場合発作は治ります。
それでも治らないようであれば、早く病院を受診する必要があります。