こどものツボ2

陰唇癒合

陰唇癒合とは、女児の左右の小陰唇が膜でくっついて膣の穴が見えない状態のことです。 赤ちゃんの陰部は、湿っていて炎症を起こしやすいのでときどきこのようなことが起こります。 この状態が続くと、膣や尿の出口の前をふさいでしまうので、尿が出にくく、膀胱炎や膣炎を起こしやすくなります

治療

軟膏をぬる

ステロイドの軟膏をぬると、しばらくして癒着した小陰唇がはがしやすくなります。 足を開くだけでは見えにくい部分なので陰部をしっかり開いて確認しながらから薬を塗ります

切開

軟膏をぬってもはがれない場合は、膜にメスを入れて開きます。 切開は入院の必要はなく、外来でできます

注意すること

一度開いても再び癒着することがあるので、お風呂に入る時には陰部を清潔にするよう心がけ、時々くっついていないか見てあげましょう。