『こどものツボ』  X.小さな赤ちゃんの気になる症状

赤ちゃんの便の色(1)

黄色

うんちはビリルビンという胆汁に含まれた色素によって黄色みをおびています。
これがもっとも自然で健康な便といえます。
授乳期の赤ちゃんは、うんちの中に白いつぶが混ざることがありますが、これ
は、母乳やミルクに含まれる脂肪やカルシウムなどのかたまりで、心配はあり
ません。

茶色

離乳食が進んでくると、赤ちゃんのうんちも大人と同じように茶色に変わって きます。これは食べ物が変わることによって、腸内の細菌(大腸菌など)も増 えて色が変わるためです。

緑色

緑色の便は、うんちが腸の中に長くとどまっていたり、外にでたうんちが空気
に長くふれることにより、ビリルビンが酸化して緑色になったものです。
また、消化しきれずにでてきた緑黄色野菜(ほうれん草やブロッコリーなど)
の場合もあります。

黒色

血液によるもの・・これは胃酸により血液の赤い色素の成分(ヘモグロビン)が変化するためです。
・胃や十二指腸など上の方の消化器官からの出血
・鼻血や口からの出血を飲み込んだ時 食事によるもの消化しにくい食品(のり、わかめ、ひじきなどの海藻類)がそのまま便に でてくる時
・鉄分の多い食事をした時