『こどものツボ』  IV.陰部・尿の病気

包茎

どんな病気?

包茎とは、包皮(オチンチンを包んでいる皮)の先の穴が小さくて、亀頭(オチンチンの 先)が外にでない状態をいいます。 包皮をひっぱると先端がでるのを「仮性包茎」といい、先端がでないものを「真性包茎」 といいます。 小さな赤ちゃんの場合は、このような包茎の状態がふつうで、成長するにしたがって、し だいに先端が顔をだしてきます。 包茎の状態が続くと、亀頭と包皮の間にアカやゴミがたまり、不潔になりやすいので、細 菌が増えて赤くなったり膿がたまったりします(亀頭包皮炎)。

治療

治るのを待つ : 多くの赤ちゃんは大きくなるにつれて包茎は自然に治ります。
手術 : 大きくなっても治らない場合や亀頭包皮炎をくり返す場合は、先端をだす手術をします。

家庭での看護

入浴した時に、時々包皮を軽くひっぱって亀頭を洗い、清潔にします。 ただし、強くひっぱって傷つけないよう注意しましょう。

包茎の手術の時期や包茎を早く治す方法については、医師の中にもいろいろな考え方が あり、また国や宗教によっても違いがあるようです。

医療の常識が変わる

よくオチンチンの皮がめくれないという相談があります。 いわゆる「包茎」ですが、子どもの場合は包茎は自然に治ることが多いのでそのまま様子 をみます。 しかし中には「真性包茎」といつてオチンチンの先の穴が針のように小さいためおしっこ をするときに痛みがあったり先が赤く腫れること(亀頭包皮炎〉を繰り返したりすること があります。 そのようなときはやはり治療が必要で、今までは手術が一般的でした。 しかし最近は弱いステロイド剤の軟膏を2〜4週間塗るだけで皮膚がやわらかくなって皮 がめくれることがわかってきましたのでこの治療をすすめる医者も増えてきています。 手術を考える前に一度は試してみる価値はある治療法です。