水ぼうそうに関するQ&A水ぼうそうに関する

Q: 予防する病気は?

A: 水ぼうそう(水痘)
先端に水をもった赤い発疹がポツポツと少しずつではじめ、その後ゆっくりかさぶたになっていき、約1週間で全部の発疹が黒くなります。
かさぶたができるまでは非常にかゆみが強く、夜も眠れなくて不機嫌になる赤ちゃんも少なくありません。
熱は、発疹の数が多いほど高く、しかも長く続く傾向にあります。
水ぼうそうは、ほとんどが重い合併症を残さずに自然に治っていきますが、 なかには症状が重くて入院したり、発疹のあとが皮膚にはっきり残ったりすることがあります。
麻疹と同様感染力の強い病気です。
 

Q: ワクチンの種類は?

A: 生ワクチン
 

Q: 標準の接種年齢と回数は?

A: <対象年齢>   接種日に1歳から3歳未満
  <接種方法>   3か月以上の間隔をおいて、合計2回皮下に接種。
  <標準的な接種期間>   1歳から13か月に至るまでに初回接種を行ない、
                    追加接種は初回接種終了後6か月から1年に至るまでの間隔をおいて1回行います。
  <経過措置(平成26年度に限り)>  接種日に3歳から5歳未満のお子さんは平成27331日までに1回接種とする。
  <その他>   水痘にかかったことがあるお子さんは接種対象外です。
   成人でも免疫のない人や低い人は接種しておきましょう

 

Q: 副反応は?

A: ほとんどありません。まれに熱や発疹が出ることがあります。
 

Q: 次に別のワクチンを接種するまでの期間は?

A: 注射の生ワクチンを接種する場合は27日以上、不活化ワクチンの場合は制限なし
 

Q: 注意事項はある?

A: ワクチン接種で免疫がついていても、水痘の子と接触した時に、ごく軽い水痘になることがまれにあります。熱もなく発疹も少なく数日で治ります。
高い熱が出ることがありますので、熱性けいれんのある子はぜひ接種しましょう。
 

Q: 水痘にかかっていない人が水痘にかかっている人に接触した場合、水痘ワクチンを受ければ予防できますか?

A: 接触して3日以内にワクチンを接種すれば水痘の発症を予防できるか症状を軽くすることができます。
 

Q: 水痘にかかった記憶がない人はワクチンの接種をどうすればよいのでしょうか?

A: 血液検査で水痘に対して免疫があるかどうか調べてからワクチンを受ける方法もありますが、費用を時間がかかります。 水痘にかかったことがあったとしてもワクチンを接種して問題になることはありません。
 
 

Q: 水痘は自然にかかったほうがよいという考え方もあるようですがどうでしょうか?

A: 水痘は多くの場合約1週間で自然に治ります。 しかし皮膚に痕が残ったり肺炎や脳炎などの合併症もまれに起こったりすることがあります。 また、治るまで学校を長期間休まなければならないことや水痘が家族に感染して親に大きな負担がかかることも少なくありません。
 

Q: 妊婦が水痘にかかるとどのような問題がありますか?

A: 妊娠初期に水痘にかかるとまれですがおなかの赤ちゃんが先天性水痘症候群という病気になる可能性があります。 また、出産の前後に妊婦が水痘にかかると生まれてくる赤ちゃんがとても危険な状態になることがあります。 妊娠する前にかならず水痘の免疫を調べておくことが大切です。
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