こどもの病気

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虫除けについて

虫除け

虫除けの多くの商品には「ディ ート」という成分が含まれています。 ディートは、ベトナム戦争中に米軍で開発されたもので、虫の神経を麻痺させ動きを弱らせるはたらきがあります。
使う量が少なければ安全といわれていますが、まれに神経障害 や皮膚炎などの副作用が起きますので注意は必要です。 特に小さな赤ちゃんにはなるべく使わないようにしましょう。
また、レモンバーム、ユーカリ油、ラベンダーなどの天然の素材が強調された虫除けの商品も多数見受けられますが、これらも安全性が十分確認されていません。
蚊取り線香や殺虫スプレー には、ピレスロイド系薬剤が使われていますが、これも毒性は低いものの無害ではありませんので、吸い込まないように気をつけて使う必要があります。
蚊によく刺さされる赤ちゃんは、

・長袖、長ズボンをはかせる
・蚊が多い場所や時間帯(夕方から明け方)の外出はなるべく避ける
・蚊帳を利用する
・虫よけ薬の使用量をなるべく減らす

などの工夫をしましょう。

片山こどもクリニック