こどものツボ2
        日焼けについて
		日光浴
	    以前は乳児健診の問診表にあった日光浴の項が今では削除されています。これは紫外線の悪影響が考慮された結果です。
             
          日光に含まれる紫外線は、皮膚の細胞を傷つけ、皮膚がんを引き起こす要因となることが誰でも知るようになりました。 
しかし、日光が人体にとってなくてはならないものであることは変わりありません。 
たとえば、紫外線の一つであるUV−Bは体内でコレステロールからビタミンDを作るのになくてはならないものです。 
また、日光が目の網膜を刺激すると、脳の中に「セロトニン」という神経伝達物質が分泌され、脳を活性化し良い気分にします。
さらにセロトニンは夜になるとメラトニンという物質に変わり、これがぐっすりした睡眠をつくりだします。 
このように適度に日光を浴びるということはとても大切なことなのです。
	    日焼け止め
        日焼け止めの成分は、大きく分けて紫外線を跳ね返す散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛が主な成分)と吸収する吸収剤に分けられます。 
          前者は、紫外線を散乱させますが、吸収される紫外線を逃します。 
          後者は、紫外線を吸収して熱エネルギーに変え、効率よく紫外線をカットしますが、吸収剤に比べて皮膚への負担は大きくなります。 
          市販の日焼け止めは両者を混ぜて作れていることが多く、目的に合わせた商品の選択が必要になってきます。 
          日焼け止めの効果は、SPFとPAという数字であらわされ、これらが高いほど日焼け止めの効果が高い、つまり紫外線吸収剤が多く使われていると考えてよいでしょう。ですからちょっとした買い物やお出かけ、洗濯物干しなどや子どもに使うときは、これらの数字が低いものを選びましょう。 
          また、子どもの場合には、日焼け止めが体に合うかどうかあらかじめ試しておくことも必要です。 
          そして子どもは汗をよくかきますから日焼け止めが汗で流れていないかどうかよく確かめることと家に帰ったらよく洗って日焼け止めを落とすことが大切です。 
          さらにふだんから紫外線を多く浴びない注意をしておきましょう。 
              
          
                
              ・紫外線の強い時間帯を避ける 
              ・木陰、日陰を選んで歩く  
              ・日傘をさす (あまり高くさしたり逆に近すぎても効果がなくなります) 
              ・つばの広い帽子をかぶる  
              ・肌がなるべく露出しないような服装 
              ・紫外線をカットしやすい素材、デザイン、色の服を選ぶ
            
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