こどもの病気

こどものツボ2

虫垂炎

どんな病気?

右下腹部の小腸から大腸へ移る部分を盲腸といい、この先端にある突起を虫垂(5cm〜7cm程度)といいます。この虫垂に炎症が起こるのが「虫垂炎」で、昔は「盲腸」と一般にいわれていました。

原因

便や異物などが虫垂に入ることや、かぜなどのウイルスや細菌による感染によって起こると考えられていますが、原因が不明のことも多いです。

症状

おへそ、胃のあたりから次第に右下腹部(おへその斜め右下)へと痛みが移動することが多く、熱や吐き気をともなうこともあります。
虫垂の炎症がひどくなると、腹膜(お腹の中を覆っている薄い膜)まで炎症がひろがる「腹膜炎」 という状態になり、さらに化膿した虫垂が破れると(穿孔)、内容物がお腹の中に漏れて命にかかわ ることにもなります。
痛みがだんだん強くなってきて横になって寝ていることができない、体を動かすと痛みが強くなる、 前かがみの姿勢で歩く、などの症状があらわれたらはやく医師の診察を受けることが必要です。
小さな子どもは痛みをうまく伝えることができないことや典型的な症状を示さなく病気の進 み方が早いことが多いので特に注意が必要です。

治療

軽症:抗生剤で炎症を抑える
重症:手術で虫垂の切除

家庭で気をつけること

はじめは「胃腸かぜ」「胃腸炎」などと診断されても、時間がたつと虫垂炎である事が少なくありません。症状の変化に注意し、症状が悪くなるようでしたら医師の診察をはやく受けましょう。

片山こどもクリニック